MEOの閲覧を問い合わせへつなぐ、プロフィールとサイト導線の見直し方
MEOで集客したいなら、順位を確認するだけでは足りません。Googleビジネスプロフィールを見た人が事業内容を理解できるか、サイトへ移動した後に問い合わせまで迷わず進めるかを一体で見る必要があります。MEO支援への相談前には、順位の推移だけでなく、閲覧から問い合わせまでのどこで動きが止まっているのかを整理しておくと、依頼すべき内容が明確になります。
順位は集客状況を判断する材料の一部
MEOに取り組む際、順位は変化を把握しやすく、社内でも共有しやすい指標です。反面、順位だけを目標にすると、「見つけてもらった後に選ばれているか」という視点が抜けやすくなります。表示される機会が増えても、プロフィールの内容が判断材料として不足していたり、サイトへの移動後に迷ったりすれば、問い合わせには結びつきません。
この状態で順位向上だけを求めると、施策の評価も曖昧になりがちです。順位に動きがあったのに相談が増えない場合、MEO施策がすべて無効だったと判断するのも、もう少し順位を上げれば解決すると見るのも早計です。露出、プロフィールの閲覧、サイトへの移動、問い合わせという流れのどこに隔たりがあるかによって、見直す対象は変わります。
確認したいのは、担当者が定期的に記録している順位だけではありません。Googleビジネスプロフィールを利用者と同じ画面で開き、表示されている情報から「何を提供している事業者か」「自分の相談に合うか」「次に何をすればよいか」が読み取れるかを見ます。設定しているサイトのリンク先も開き、プロフィールで得た理解が途切れないかを確かめます。
仮に閲覧はされているもののサイトへの移動がほとんど見られないなら、プロフィール内の情報が不足している可能性を検討できます。サイトには移動しているのに問い合わせへ進んでいない場合は、リンク先の内容や導線を優先して調べる余地があります。順位は入口の状態を知る材料として扱い、その先の行動と並べて判断するほうが、施策を選びやすくなります。
Googleビジネスプロフィールで来訪前の迷いを減らす
プロフィールの情報が整わない原因は、登録作業の不足だけとは限りません。運営側には当然に分かっているサービスの違いや対応内容が、初めて見る人には伝わっていないことがあります。更新を重ねた結果、説明、写真、サイトの内容にずれが生じているケースも想定しておく必要があります。
見込み客がプロフィールを見ても自分に合う事業者か判断できなければ、比較の候補から外れたり、確認のためだけの問い合わせが増えたりします。問い合わせ数だけを追っていると、その内容が事業の目的に合っているかを見落としかねません。集客では、連絡が発生したかだけでなく、受けたい相談につながっているかも確認対象です。
プロフィールを点検するときは、運営者の知識をいったん脇に置きます。現在表示されている名称や説明、掲載情報、写真、リンク先を見て、提供内容と対象者が読み取れるかを確認します。サイトに書かれている内容と食い違っていないか、現在は提供していない情報が残っていないかも観察します。画面を部分ごとに確認するより、検索結果からプロフィールを開き、リンク先へ進む流れを通して見るほうが、利用者が感じる迷いを見つけやすくなります。
たとえば、プロフィールでは幅広い相談を受けられる印象なのに、リンク先では一部のサービスしか見当たらないとします。この例では、プロフィールを詳しくするだけでなく、サイト側の案内を揃える選択も必要です。反対に、サイトには十分な説明があるのにプロフィールから伝わっていないなら、プロフィール上の見せ方を優先して見直せます。どちらを直すかは、情報量の多さではなく、判断の流れがどこで切れているかで決めます。
サイトへ移動した後の問い合わせ導線を確かめる
MEOとウェブサイトを別々の施策として管理すると、両者の接続部分が見過ごされやすくなります。プロフィールの更新はプロフィール内で完了し、サイトは以前の構成のままという状態では、検索時に抱いた関心を問い合わせまで引き継げません。リンクが設定されているだけでは、導線が機能しているとは判断できないのです。
ここで起きやすいのは、閲覧数やサイトへの移動が増えているのに、事業上の手応えが見えないという状況です。リンク先が総合的なトップページで、目的のサービスを探さなければならない場合、利用者に新たな判断を求めます。プロフィールとサイトで使っている言葉が異なる場合も、「探していた内容と同じか」という確認が必要になり、問い合わせまでの距離が伸びます。
実態を確かめるには、スマートフォンでプロフィールからサイトを開き、問い合わせまで自分で操作します。リンク先の最初の画面で、プロフィールから移動した理由に応える情報が見えるか。サービスの詳細へ進む場所は分かるか。電話やフォームなど、事業側が受けたい連絡方法へ無理なく到達できるか。フォームを開いた後も、入力項目や案内文が相談を妨げていないかまで見ます。
仮に特定のサービスへの相談を増やしたいなら、そのサービスを探している人が総合案内から何度もページを移動する設計は再検討できます。対象ページへ直接つなぐ、リンク先の冒頭で選択肢を示す、問い合わせ前に必要な説明を補うといった選択があります。サイト全体のリニューアルが必要とは限りません。どこで迷いが生じているかによって、リンク先の変更、ページ内容の修正、問い合わせ方法の調整など、手を入れる範囲を絞れます。
MEO支援の相談前に整理しておきたい判断材料
相談前の整理が難しくなるのは、「MEOで順位を上げたい」という要望から考え始めるためです。施策名が先に立つと、何を事業成果とするのか、現在どこまで人が動いているのかが曖昧なままです。その状態では、提案内容が自社の課題に合っているかを担当者側で判断しにくくなります。
整理したいのは、希望順位のような数値だけではありません。MEOを見た人に電話、フォーム、予約、来訪などのうち何をしてほしいのか、どのサービスへの相談を増やしたいのかを言葉にします。現在のGoogleビジネスプロフィールとリンク先を実際にたどり、分かりにくかった箇所や情報の食い違いも記録しておくと、現状を共有しやすくなります。問い合わせが発生している場合は、件数だけでなく、求めている相談内容と合っているかも見ておきたいところです。
こうした事実が揃うと、プロフィールの見直しを優先するのか、サイト導線を直すのか、両方を連動させるのかを比較できます。MEO支援を選ぶ際にも、順位への対応だけを尋ねるのではなく、プロフィールからサイト、問い合わせまでをどのように捉える提案なのかを確認できます。
SIMPLISMは、埼玉を含む事業者に向けて、現在のサイトや集客施策が事業の目的に合っているかを第三者の視点で整理しています。一度、Googleビジネスプロフィールとサイトの導線が問い合わせにつながる状態か、MEO支援を決める前にセカンドオピニオンとして整理してみませんか。